2016年08月16日
唐崎の松は

駐車場から数10mで唐崎神社である。
”唐崎の松は花より朧にて”
中央の大きな松の木の間に芭蕉の句碑が立つ。そういう句があることを知っているだけで、きっちり読めるわけではない。何とも情けない。しかし他にもそういう方がおられると見えて、ちゃんと読めるような字体が添えられている。有難いことだけれども、こういうこと自体が日本文化の危機やね。自慢じゃないが、このトシになるまでこの手の字体を勉強したことがない。中学校ぐらいの時期に、ちょっとでもやっておくと随分違うと思うのだが。もっとも中学生ぐらいでは、これを読むことの大切さが分からないんだな。そうそう、高校でやった古典の文法、こんなうっとうしいものはないと思ったものな。
松の木の影に女性2人組が。ベビーカーが見えたから赤ちゃんが載っていたのかな。しっかり影の中に入っていかにも涼しそう。木の形と場所に特徴があるため、以前撮ったのをおぼえているのだが、これが1993年3月の撮影。きっちり剪定されていて、樹影がはっきりしている。松の木は剪定されてこそと思っているが、いまのこの時期は影優先かな。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 08:41│Comments(0)
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