2016年10月11日
東近江あちこち

百済寺からの帰り石塔寺の近くで見た風景である。この広い風景は何度も見ている。鏡山から左の方十二坊へ続く尾根から三上山がのぞく風景である。でも待てよ、右端に見えるのは雪野山じゃないか。さっき百済寺から見たときは、雪野山は鏡山の左に見え、三上山はその間から見えていた。いま見ている風景は山の順序が変わってしまっている。それはいいのだけれど、このままでは鏡山が主役になってしまう。
で、御代参街道を歩いたときの風景を思い出した。近江鉄道の桜川駅の近くである。雪野山はすそだけしか見えないが、風景としてはこの方が落ち着くだろう。これが標題写真である。百済寺から見た屋根や木は、この木や森の働きをしていたのだ。スポンと全部見えたら風景にはならないのだろう。
このあと時間があったので梵釈寺へ寄ってみた。雪野山は右へ去り、比叡山が遠く淡く三上山と重なって見えた。梵釈寺の掲示にいわく、---”不平不満で百まで生きるより 努力し学ぶい一日の命が尊い”---。ハイその通りでございます。 毎日、葷酒を門(というほどのモンではないけれど)に入れている落第生でございます。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 08:22│Comments(0)
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