2016年10月12日
ちょっとだけの怖さ

やっと秋空が広がった。久しぶりに比留田、家棟川沿いの家庭菜園である。南側に広い農地が横たわっている。一直線に続く農道がどこまでも見通せる。農作業の軽トラが止まっている場合はその農道は走らない。仕事の邪魔をしてはいけないと思から。9月中はどこかで刈入れが行われていたが、それも一段落した。久しぶりの好天に家庭菜園がにぎやかだった。そんな中で黙々と一人の男性。
撮影しているのが家棟川堤防の上。平地よりはちょっとだけ高い。この”ちょっとだけ”が見た目には心地よい。ところが写真にするとこのちょっとが怖い。絵が中途半端になるのである。このときもそうだった。堤防から下りて畝に近づき、空を高く撮るのが正解のはず。しかしつい仕事の邪魔をしてはという気が先にたつ。ここのところが難しい。
念のために、横位置(標題写真)では気にならないかもしれないが、左右をカットして縦位置にすると、とたんに水平線の高さが露呈する。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 08:28│Comments(0)
│山・写真