2016年10月31日
わからない話

日野川の左岸(野洲側、三上山側)を歩いてみようと思った。上り口は自分だけが分かっているだけで、いわく言い難い。そこへ近づいた時、堤防上に数台のクルマが止まっているのが見えた。草刈りかなと思ったが、なんとなく雰囲気が違う。上ってみると河川敷に草野球場ぐらいの草つき広場があって、そこがパラグライダーの発着場になっていた。なるほどここだったのか。
ときどき琵琶湖周辺でパラグライダーを見ることがある。三上山と組み合わせてと思うが、簡単にはいかない。離着陸の場所が分かれば、考え方によっては何とかなる。たとえばこの写真、もちろん三上山ではない。行き当たりばったりで近江八幡方を向いて撮って来たものである。要は反対側から見ればよいのである。だから右岸堤防へ行けば・・・。とにかく行ってみることにした。とは言うものの、その場所すらも口で言えない特徴のないところである。右岸へ回ってそこがはっきりわかるはずはない。しかし数台のクルマという目印がある。すぐにわかるだろうと誰でも思うはず。もちろん私もそう考えた。ところが実際にはクルマは忽然と姿を消して、長い堤防が続くだけである。
どこまで歩いたか、きょうは諦めよう。帰って地図を見て復習しよう、と出発点の大畑橋まで戻ってきた。・・・?、どこからかエンジン音が聞こえてくるのである。しかし、振り返っても何も見えない。何回か振り返って、遠くで動いているトラクターの音かなと思ったとき、見えたのである三上山の上に。ここからだと着陸地点は必ず見えるはず。よし着地するまで粘ってやろう。結局その着陸地点は、きょうはダメだと引き返してきたその点の、さらに向こう200~300mぐらいの場所だった。いやー、分からなかったな。分かっているのは、こんな写真を撮ろうとしたのではないということだけである。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 07:48│Comments(0)
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