2016年11月19日
宅地造成

ふと思いついて寄ってみた、守山市の下之郷環濠遺跡。標題写真は第3環濠と第4環濠との間の堤防(といえるかどうか、画面奥の盛り土といったほうがいいかもしれない)から第4環濠を前景にして三上山側を撮ったものである。遺跡のすぐ外側が整地されて、いますぐにでも住宅地に姿を変えようとしている。ここに住宅が建てば、この遺跡から三上山は見通せなくなる。
このあたり以前はどうだったのだろうと探してみたが、大して古いものは見つからなかった。たとえばこの写真、今年の2月撮影。ブルーシートが掛けられて埋蔵文化財の発掘調査中というところらしい。その前が2014年5月。畑と田んぼの穏やかな風景である。しかし周囲には今見える住宅が取り巻いている。早晩、こうなるところだったのだろう。
こうして見るといま建っている住宅も結構新しい。とはいえここに住宅が建っていなかったころの記憶はない。結局、環濠遺跡が話題になって初めて気がついたのではなかったか。場所は、平和堂ララポートと成人病センターの中間、守山市街地の中である。クルマを降りてゆっくり風景を見ることはなかったのだろう。現在の風景をもう1枚、記録として残しておこう。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 08:32│Comments(0)
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