2016年11月20日
ケンシュウです

一瞬訳が分からなかった。おそらくこれをご覧になった方も、ワタシが耄碌して初夏の写真を持ちだしたと疑われたのではないか。いや、ホンマ。モウロクするというのはこういうことなのだろう。時空間が理解できなくなる。自分がどこにいて、いまがいつなのか。撮影日は一昨日(11月18日)、とにかく秋であることを証明するために、紅葉を探したが周りにはない。この日付は信じてもらうしかない。
次に私がやったのが、これが本当の田植えだということの証明。植わった苗をしっかり確認。イネであることはまず間違いない。次は夢ではないことの証明に、現場の生きた雰囲気を。田植え期は2台ある。このワープロすごいぞ。tauekiha・・・田植機と打ったつもりだったが、「田植え期は」と出た。そう、いまは時期を問題にしているんだもんな。ワープロの勝ち。ということは一人のオッチャンが遊びでやっているのではないということ。何か組織的な活動だ。
映画のロケーション?、だめだめ撮影機がない。となると画期的な新種が作られてその実験?、だとしたら新聞社やTV局が来るだろう。いよいよわからない。世話係風の男性に聞いてみた。「これ田植えですよね」。「そうです」。といわれてニコニコ笑っているヤツがいたらそれこそ気色が悪い。たぶん私が不思議そうな顔をしていたのだろう。「ケン・・・ですねん」。
耳が怪しいから細かいところが聞き取れない。首を傾げていると「ケンシュウです」。研修ですといわれてもまだよく意味が分からない。「研修ですか、何か研究したはるのではないのですか」と念を押したが、相手は笑いながら、いやいや「研修です、来年のための研修です」。そうか,皆さん生まれたときから乗ってたような顔に見えるが、田植え一つでも研修しなければならないわけだ。田植えは一日にして成らず。もう1枚おまけ。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 09:21│Comments(0)
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