2016年12月11日
発掘調査

かつてあった柿の木地蔵さんの近く。8号バイパス工事のための発掘調査が行われている。周囲の田んぼの高さに比べて発掘面が意外と低いのに驚く。当時の生活面に対してこれだけの土が堆積したのだろうか。その方面の基本的な知識がないため、ふーんと感心して見ているだけである。ただ分かっていることはこうしていま私が立っている場所を含めて、田んぼの手前の範囲はすべて近い将来バイパスの地下に埋まってしまうということである。少なくともバイパスができる前はここにこのような風景があったことを残したい、ただその思いである。
右にあえて少しだけ入れた高圧線鉄塔。これは将来どうなるのか。移動させるのか、このまま残すのか。
国道沿いのクリーム色の建物。これには泣かされたが、いまとなってはランドマークになる。これは本来凸方の建物である。屋上の真ん中に凸部がある。右かどに出っ張りがあるが、これは別の建物。写真Aでは両者は離れて見える。標題写真に対して、写真Aは右から撮られていることが分かる。
写真B、水路が流れ込んできている。さて撮影場所は標題写真にに対して右か左か。後ろの別の建物が凸部のすぐ右まで移動した。奥にあるものがカメラと同じ向きに動いたと考えればよい。この場所は標題写真より左である。
最後に写真C、後ろの建物が凸部を越えて左移動した。撮影場所は、もうお分かりのはず。柿の木地蔵があったところ。屋上の線を確かめてもらえばいい。撮影は2015年8月31日、このときは何も知らずに撮ったが、今思えば右の砂利道や杭などバイパス工事の前兆だがった。
つけたし。最後の2枚(写真C・柿の木地蔵)を見比べると、写真Cの方が後ろの建物が低く見える。写真Cのカメラ位置が低いことを示している。風景は厳しいですよ。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 10:31│Comments(0)
│山・写真