2017年03月08日
遅かった

ご存じ川田大橋からの撮影である。しまったー、遅かったかというのが実感。何が遅かったのか。実は川の面のキラキラがもうちょっと向こうに生じているだろうという計算だった。この場所からの日の出は、1年のうちで一番南による冬至の時期でも画面の左外になる。だから上った太陽は右上への軌道を描きながら三上山の上を通過していく。冬の時期はそれが低い。当然キラキラはずーっと奥の方に見える。それが高くなるにしたがって手前へ移動してくる。立春を過ぎて光が明るくなったことは実感していいたが、もうこんなに高くなっていたのだ。考えてみればもうすぐ春分、当り前のことだった。
あとはつけたしみたいなことだけど、流れの道が変わった。以前はこの上流で、こちらから見てぐっと右へ折れて川を斜めに横切っていた。それが結構絵になっていたが、今はご覧のようにずぼーんとまっすぐ流れてくるだけ。何とも芸がない。同じ場所で回れ右をすると雪の比良山が見える。その手前で川筋が右から左へ移っている。以前はこの流れが、橋の上流で起こっていたわけ。この位置が増水のたびに少しずつ下流へ移っていくものらしい。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 08:36│Comments(0)
│山・写真