2017年03月25日
ケヤキ逝く・3

そして、3月20日午前10時ごろ、別の場所へ行こうとして現場を通りかかった。大きなクレーンが見えた。ケヤキの木だ。それまでこの状況を失念していた。呆けたなー、ワシも。
現場は片側一車線に規制されていた。少し離れたところへ車を置いて振り返ってみたところ。道路側の枝が3分の1ほど切り取られていた。慌てて現場まで走る。木の又のところで誰かが作業をしているらしいが、シルエットで何をしているかはわからない。と、ロープが動きだして、枝が1本引き上げられていく。これが標題写真。その枝を下ろした後、ロープは再び木の又の作業員のところへ。引き上げられる。次に切り落とされる枝にロープをかけに行くのかと期待ししたが、そのままスーッと降りてきてしまった。?、クレーンの運転者も下りてきて、緊張がゆるむ。休憩らしい。
人様の休憩をぼけーと見ているヒマはない。次の場所へも行きたいしということで、現場の見学はこれまで。もし、この休憩がなかったら、最後まで撮り続けただろうけれど・・・・。念のためと正午過ぎ現場へ行ったときには、軽トラだけが残って後始末の最中。そこはきれいさっぱり、木が生えていたことすら分からない状態になっていた。現場から見下ろすと、オー、と声が出るぐらいの生々しい根っこの切り口。こうしてまたケヤキが1本この世から姿を消した。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 10:04│Comments(0)
│山・写真