2017年06月17日
その気で見る

和邇川デルタの先端である。左岸から右岸を見たところ。ここへきてやっとはっきり全貌が見える。今回の場合、道を間違えて途中から堤防上へ上ったから昨日のような絵が作れたが、予定通り湖岸線を歩いていたら、ここまで三上山は見えなかったはず。これも当然の理だった。さらに先端の方へ進むと松の木が消えて、ラフォーレ琵琶湖が見えてくる。左へ眼を転じると右岸の砂嘴が張り出し、その遠浅で釣りを楽しむ人が。沖島が見えその左には伊吹山が見える。
ところで、もう一度標題写真に戻る。右肩に妙なコブが見える。言うまでもない菩提寺山である。ここからこうして見えるということは、八屋戸の棚田や喜撰川河口からも見えるはずである。改めて見直してみた。八屋戸の棚田。ちょっと霞んでいて見にくいが、その気になって見れば何とか見える。喜撰川河口。ヨシの先と絡んでいるがここからもはっきり見える。もう一度標題写真を。ちょろちょろと生えた枯草の左、湖岸道路の野洲川の橋が見える。その気になって見ることの大切さ。もっとも、見えても見えなくても一銭の得にもならないのだが。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 09:42│Comments(0)
│山・写真