2017年07月29日
山静か

宮川。石部雨山運動公園あたりから流れ出て、石部頭首工に流れ込む小さな河川である。その川が石部西あたりで旧東海道と並行する。ただし、民家が間に入り込むため、街道を歩ていても川の存在に気づかない。私自身も旧東海道は何回も通りながら、昨年秋、宮川そのものをトレースするまでその存在を知らなかったところである。
そのとき野山は紅葉の真最中、今回、夏のこの時期どんな風景に変わっているかと訪ねて行ったというわけ。まあしかし考えてみれば当たり前のこと、褐色が緑に変わっただけ。しかし、7月末のこの時期、真上から照り下ろす夏の太陽が山野に静けさをもたらしていた。新緑のころの”山笑う”に対して、この時期は”山滴る(したたる)”とか”山茂る”などというらしいが、私は”山静か”を感じる。いつの間にかの習慣で、暑いこの時期でもカメラを持って出るのは昼過ぎ。太陽が高い時間帯での感覚であるが。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 08:29│Comments(0)
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