2017年12月22日
まだまだ甘い

「新生橋」、思い切った名をつけたものだ。戦後の一時期、小説か何かで使われたような名である。橋の名といえば、川の名をそのまま使うか、土地の名が一般的。新生橋なんて名はそうある名前ではない。こういう名前はこの橋が古くなった時に困るんだな。諸行無常、すべてのものは古くなる。今の毎日放送ラジオは、開局当時「新日本放送」といった。すごい名前やなと思っていたら、いつの間にか「毎日放送」に変わっていた。
さて、名前はともかくここからの写真はつらい。ご覧のように左側にでかい倉庫が見える。どないしようもない。今までは左側を外して、さわらぬ神にたたりなしでやって来た。しかしこういうことをやっていると、記録としての意味がないことが分かってきた。”こういうものがここにあった”という話が出来ないのである。やはり、邪魔なものでも写さなければ。
と思ってよく見ると倉庫の向こうに鉄塔が1本見える。左はずれのものは知っていたが。と拡大してみると、何と倉庫の手前に立っている。しかもそこから延びる電線が川を横断しているのである。知らなかったなー。まだまだ甘い。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
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Posted by 八田正文 at 09:57│Comments(0)
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