2017年12月23日
光条

夕日が低い、きれいに整備された畝が横からの光で浮き立つ。といっても午後3時半過ぎの撮影である。日没までには小一時間の余裕がある。夏ならばまだ影がないぐらいの時間帯である。おなじみ三上の農地、バイパス予定地のふちに立って、幸いにも生き残った風景を見ているところ。
さあ、この風景がバイパスが完成した時にはどうなっているのか。道路そのものには無関係であったとしても、すぐ横の場所が影響を受けないはずはない。バイパスは高架だという。百歩譲って、一切この風景が変化しなかったとしても、早い話がこの光、低い夕日が高架の長い影を落とすはず。それを思うとき、いまのこの光条が大切に思えてくるのである。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 09:20│Comments(0)
│山・写真