2018年03月20日
咲かない桜

三上の祠跡である。取り壊されて何年になるのか。去年か、一昨年かと思っていると、5・6年ということがざらにあるから、うっかりしたことはかけない。念のためにと調べていたら、祠よりも先にこんな写真が出てきた。2015年4月の写真である。根元の切痕が真新しいから、祠がなくなった直後の4月ということだろう。花が咲いている。これでこの桜も復活するものと信じて撮ったはずだ。それから3年、根元の切り口も古くなった。木は残っているが咲く気配はない。
以下ウラ話。標題写真は久しぶりの定点撮影である。ここへ行くには道路から畦を30m余り歩かなければならい。祠が建っていたころはそこまで何の苦労もなし、それが当たり前だった。最近それが怪しくなった。両側に水が張られていたり、きれいに畝が整えられたりすると、どうしようかなと躊躇する。このときは荒く掘り起こしたままだったから、少々ふらついても何とかなるだろうと一大決心をしての行動である。人間、その年齢にならなければ分からないことばかり。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 09:50│Comments(0)
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