2011年08月27日
夏草のおく

けったいな日本語
過去6千年で6回の巨大津波に襲われた可能性を示す地層をXXが発見した。
これは京都新聞の記事。意味は分かるが、何か引っかかる。「可能性」という言葉に。
この「可能性」もやたら使われる。上の例の場合は、6000年で6回の津波に襲われた地層を発見した。しかしまだ断定は出来ない。多分そうであろうと推定できる、という意味で使われたのだろう。意味は分かるが、「襲われた可能性」というように過去の出来事とつながると「?」と引っかかってしまう。
「可能性」という言葉については、私は未来に向いた言語感覚を持つ。「若者は無限の可能性を秘めている」などのように。津波に襲われたという過去の事実について「可能性」は感覚的にやっぱりおかしい。これから「することが出来る」わけで、これまでに「したことができる」はやっぱりおかしい。それともこの研究がまだ緒についたばかりで、これから研究が進む「可能性」があるということだろうか。
上の例の場合、「津波に襲われた痕跡を示す地層」、「津波に襲われたと推定できる地層」 でどうだろう。
■近江非名所全集
■長澤神社


長澤神社。野洲市比江に建つ。「長澤神社」の碑には、元帥正二位伯爵東郷平八郎謹書とある。
近くに碑文の由来との碑がある。屋上屋を重ねる話はよくあるが、碑に碑を重ねるのは珍しい。とくとご覧あれ。
■写真ステージ 「近江富士」 HP・・滋賀Web大賞2011・地域活動団体部門で優秀賞を受けました。
Posted by 八田正文 at 10:18│Comments(0)
│山・写真