西向くヒマワリ

川田大橋西側の県道151号沿いの民家、その横の畑に咲いていたひまわりである。ヒマワリは東を向いて咲く。とすればこの花は朝陽を真正面から受けているところ、ということになる。ところが、川田町と三上山との位置関係が分かる方なら、おいチョット待てよ、それはおかしいぜ、ということになる。
そんな持って回ったことを言ってもらちがあかない。この写真の撮影時刻は16時33分。ということはこの花は、8月の夕日を真正面から受けていることになる。とすれば、「ヒマワリは東を向く」は間違いか。これは間違いない。広大なヒマワリ畑では、すべての花が同じ方を向いている。それは必ず東である。しかし、例外もある。今の場合、東側を塞いですぐ近くに家があった。
『ヒマワリはなぜ東を向くか』(中公新書・瀧本敦著)という本がある。その本によると、すべての花が東を向くのは、茎の先端に1つだけ花をつける品種であって、たくさんの花をつける品種では、茎の先端の花は東を向くが、下に続く花は茎を中心として外に向くという。この花がどちらの品種であったか。・・・そんなこと知りますかいな。それが分かっていたら、もうちょっとエライ人になってます。
写真ステージ 「近江富士」
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