強風の日

今回の晴天ゾーンに入る最後の日だった。午前中はまだ小雨が残ったりしていたが、午後からは回復すだろうとの予報。長浜市の湖岸からの写真がほしかったので出かけていった。こういう遠距離撮影は晴天になってしまうと苦しい。空気がかすんでしまうのである。雨がやんで晴天になるまでの間、いわゆる回復期がベスト。
にらんだ通り山はきっちり見えたが、強風が吹き荒れ湖上は波が荒い。船で湖上へ出ようとゆうのではないから、波が荒いのはむしろ歓迎だが、風が強いのには閉口した。三脚を立てる間にも身体が吹き飛ばされそうになる。クルマの陰でセットを終えて浜へ出る。さらに強風。やわな三脚ではないはずだが、この日だけはとらえた山がびりびりと震えた。
場所は長浜バイオ大学の近く。冬の季節だとこういう好天の日でも波間に水鳥が浮かぶのが見えるがさすが春、鳥の姿は全く見えなかった。三上山の右にほぼ同じ高さの細い塔が見える。荒神山の近くに立つアンテナで、たしかKBSの送信所だったと記憶する。右に田中山、左に城山。近江八幡市安養寺付近から見るのと同じ配置である。
写真ステージ 「近江富士」
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