2014年06月07日
旧東海道から

旧東海道を少し歩き、民家の裏へ回り込んで水田を撮っていたとき、どこかの踏切がチンチンとなりだした。電車が来るらしい。しかし、どちらから来るのかはわからない。どちらから来てもいいのだが、「青大将」ならやめようと思った。関西地区のJRに濃いグリーン一色の編成が増えた。私はそれを青大将と呼んでいる。
東海道線全線電化完成[昭和31(1956)年]から、電車特急「こだま」デビュー[昭和33(1958)年]までの間、EF58が牽く客車特急の時代があった。その時の色がライトグリーン。どちらかというと白っぽいグリーンだったが、それがやっぱり青大将と呼ばれていた。期間が短かったこともあり、あまり人気が出ずに終わった。現代の青大将はそれよりも濃い。このような緑の風景の中では目立たないことおびただしい。
さいわい、やってきたのは青大将ではなかった。奥にある数本の木は電車で隠して…と計算したが、電車はその向こう側を通り過ぎた。思うようにはいかないものだ。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 08:00│Comments(0)
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