2014年06月08日
微妙なカーブ

東海道だけに限らず旧街道の特徴は微妙なカーブだと思う。実際に調べたわけではないが、おそらく直線が100mも続く部分はないのではないか。1Kmも、2Kmも見通しがきく直線道路を歩けと言われたら人間は意欲を失ってしまう。見通しがきくかきかないかのわずかな曲がり、これが必要だったのだろう。
昨日の写真と比べて、電車が写っているかいないかの違いがあるだけで、ほとんど同じ写真に見える。共通点は畦のわずかな曲がり。このように、旧東海道沿いのこの農地の特色は微妙なカーブにある。旧街道の微妙なカーブが田んぼの区画にいうにいわれぬ影響を与えているのではないか。得も言われぬカーブを持ちながら、実際の作業に当たっては直線とほとんど変わらない使い勝手、素人目にはそのように感じられるのである。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 08:36│Comments(0)
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