2015年02月15日
ネコヤナギ

野洲市八夫、湖南病院の南に広がる田んぼの中である。童子川沿いの一角に墓地がある。そこから小さな橋を渡って堤防へ出ると、そこは2本の川の合流点で、「起点・童子川」と刻んだ小さな標石が立てられている。2本の川が合流して、そこから下流が童子川ということだろう。合流点はひらがなの「て」の字をなしているが、それが不思議、琵琶湖側からやってくる。このあたりの水路は琵琶湖の方へ流れるのが常識である。それがここでは逆向きに流れている。農業用水路の芸の細かいところである。
前置きが長くなった。これはその逆向き水路がさらに細い水路とT字型に交わるところ。川岸に生えているネコヤナギ。植物音痴の私などは、自慢じゃないが芽が出てくるこの時期にしか木の種類が分からないという、早春の期間限定風景である。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 08:30│Comments(0)
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