2015年08月08日
とかくこの世は

なんとまあ、この暑さは。きっちり確かめてはいないが、確か今日あたりが立秋のはず。京都の大文字までは例年暑い盛りではあるが。暑いことは仕方がないと気をとり直し、秋来ぬと目にはさやかに見えぬども…という絵を求めて出たのだけれど。
9時過ぎに家を出たのだが、何やかやと時間を費やして、現場へ来た時は11時を少し回ったころだったろうか。山の上に白い雲が青空の中で結構目立っていた。空は晴れているのに、山の手前の斜面だけが陰になっているのである。周囲は晴れているのに、なんとなく不気味に見える。これでは困る。晴れてくれないかな。昼の11時ごろだから太陽は真上にある。三上山の上にある雲が影を落としているらしい。山の陰をなくすためには上の雲がなくなればいい。ところがその雲はそのままじっとしていてほしい。なくなっては困るのである。まさに矛盾。
結局、三上山に日が当たりだしたころには、白雲は四散。とかくこの世は難しい。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 07:41│Comments(0)
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