2015年11月04日
477号の怪

日野川下流部にかかる野村橋、湖岸道路に架かる日野川大橋を最下流として、すぐ上流の橋である。その橋を左岸から右岸へ渡って、堤防を下ったところである。日野川は一般的に言えば、近江八幡市と野洲川の境をなしているが、下流部のわずかな範囲でこの原則が崩れる。両岸が近江八幡市である。たとえば兵主大社あたり(野洲市六条)から国道477号を走ると、最初は野洲市域を走るが、日野川の300mほど手前で近江八幡市域へ入る。”左岸から右岸へ”などと持って回ったことを言っているのはそのためである。おそらく河口部が改修されたとき、流路が変えられたのであろう。新しい野洲川放水路など、大半が守山市域を流れている。以上、この写真とは何ら関係ないことである。
で、写真にもどる。画面奥に連なる家並みが野村集落。ここでまたややこしいことが起こる。先ほど国道477号を進むと書いた。野村橋は477号である。それを左岸から右岸へ渡った。いまの撮影場所はそこから直進して堤防を下ったところ。当然477号だということになるはずだが、そうはいかない。477号は野村橋を渡り切ったところで何を思ったのか堤防上を右折。少し走って集落の中の細い道へ入っていく。477号の怪である。見えている街並みが477号沿いということになる。画面左に見える森が野村神社。その左、傾いた台形の稜線が城山。希望が丘芝生ランドのすぐ北に位置する城址である。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 08:17│Comments(0)
│山・写真