2016年06月02日
我と来てあそべや

近江富士大橋を歩いていたときのこと。遠くはよく晴れているのに、近くは上空の雲にさえぎられてしっかりした日差しが来ない。影の状況を見ようと横を見たときにカラスが2羽飛んでくるのが見えた。先回りして三上山を狙う。その画面に入って来るか来ないか。注文通り飛んでくれることはめったにないが、このときはまあそこそこのところを飛んでくれた。それだけの話である。こういうことをやると、写った鳥はたいがい現場で見たイメージより小さくなる。人間の目が動くものを強く感じるためだろう。写真になってしまうと鳥は止まる。現場でのイメージよりはるかに小さく写っている。
このときもう1羽、先の2羽を追うように目の前を通り過ぎた。気がついた時には通り過ぎていた。ぎおう教室の野口さんがコサギを狙っていて、その前を通り過ぎた鵜が大きくシルエットになった写真を仕留めた。鳥を撮りだして10年目にして初めての体験だったという。ボクにはそういうチャンスはまだない。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 08:03│Comments(0)
│山・写真