2016年10月15日

真東から

写真拡大東近江市大塚町
 近江鉄道の新八日市駅から本線を越えて今の札の辻あたりまで支線が伸びていた。昭和初期から終戦後までの時期である。八日市に陸軍の飛行場があった時期にほぼ一致するが、最初の願いとしては永源寺までを意図していたものという。その路線が開設から消滅までにはいわく言い難いドラマがある。その路線あとをたどりながら、いろいろ想像するのは結構楽しい。その3回目の取材が早く終わった。せっかく近江鉄道の廃線跡を歩いたのだから、帰りは現役の近江鉄道を尋ねてみよう。

 と、立ち寄ったのが朝日大塚駅近く。御代参街道で歩いたところである。近江鉄道を相手にするには、まず敵を知ること。ダイヤが分からなければ話にならない。いまは近代兵器で、電車のダイヤぐらいはどこにいてもたちどころにゲットできるらしいが、当方にそんな手はない。とりあえず朝日大塚駅へ寄ってダイヤを確かめる。改札口のすぐそばでエンジンをかけたまま軽トラのおじさんが退屈そうにあくびをしていた。奥さんを迎えに来たのか、それとも孫の学校帰りか。もう電車が来る時刻なのだろう。確かめてみるとあと3分。目をつけていたポイントへ取って返したときに、踏切の警報機が鳴りだした。

 右、電柱と重なったピークが鏡山。その間に比叡山が見えるはずだが、このときは見えず。アップするために方位を調べると、89.3度。三上山から見ればほぼ真東に当たる。そういえば『近江富士まんだら』を編集するとき、駅の三上山側の地点を方位90度として撮影した記憶がよみがえってきた。きょうは線路を越えた反対側に立っていたわけ。
     
   写真ステージ 「近江富士」

 
三上山撮影のついでに・・・

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滋賀を歩けば

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