2016年10月21日
北沼沢今昔

きのう見てもらった大津市堅田の内湖。地図では真珠養殖場と表現されている。おそらく昭和40年、50年代には淡水真珠の養殖が行わてていたのだろう。残念ながら今はその形は残っていない。同じ真珠養殖池でもう一か所。近江八幡牧町の北沼沢。白鳥川と湖岸道路が出会う「湖岸白鳥川」という信号。その交差点の南に広がる池である。これは1981年8月の撮影。このときはまだ撹拌機が回り池は生きていた。 もう1枚、2005年5月。動きはなくなっていたが、少なくとも水面は青空を写していた。
そして標題写真、これがあの北沼沢である。一面紫がかった茶色の水草で覆われている。池全面この状態である。たとえばこの写真、標題写真の撮影位置から350mほど離れた場所である。状況は変わらない。池全体の大きさでいえば最長550mはある。その端から端までがすべてこの状態。30数年前、攪拌機が水をはねていたあの美しさはいまはない。今年、草津のハスが消滅した。こちらは水草でいっぱい。すべてのものは常ならず。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 08:12│Comments(0)
│山・写真