2016年10月22日
去年のいまごろ

フィルムで撮っていたころ”去年のいまごろは?”と、フィルムを見直すのが一つの習慣になっていた。それをベースに今年の作戦を立てるのである。ところがそればかりにこだわっていると変化が出てこない。そこのところが難しかった。
デジタルになっていつの間にかその習慣がなくなった。フィルムよりPCのほうが作業が楽なのに不思議である。いつでも見られるという安易さが逆にズボラにつながっているのかもしれない。そして最近、意識をしていないのに、気がつかないのに同じ時期に同じところ行っていることが多い。このススキの群れ。北沼沢からの帰りに撮ったものだが、よくよく調べてみたら、去年の今ごろやはり同じコースで撮っていた。こうしていつの間にか定番になっていくのかもしれない。
きのう、午後2時から、オペラの放送が始まった。ちょっと車を降りて、2,3枚撮って戻ったら、「鳥取西部で震度6弱」だとか。夕方、TVを見ていたら、倉吉の白壁土蔵群にも被害が及んでいるとの映像が流れる。「あれッ、ここで写真撮ったぞ」。もう記憶が怪しいが、40歳前後ころ、職場の同僚数名と倉吉へ旅した。町中を歩いていて、この土蔵群にぶつかった。翌日はバスで人形峠を越えた。「ここでウランが…」と話し合ったのを思いだす。地震の放送が40数年前のことを思い出させた。何とも皮肉。できるだけ早く地震の終息を祈るのみ。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 08:17│Comments(0)
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