2017年03月06日
比良淡し

きのうの甲西大橋、今回は左岸畔である。下流側の河川敷にグランドがある。先ほどまで男性が1人、黙々とランニングをしていたが、いつの間にか姿を消していまは無人。向こうの隅にゴールが無造作に並べられている。サイズが違いが2組。微妙に重なって見えるのが、ミロの版画を見るようで何とも楽しい。そして比良山。昨日の写真よりはこちらの方がクリアーに見える。画面の調整によるのかもしれないが、一番高く見える蓬莱山が右岸で見たよりは三上山に近づいたことによるのだろう。
◆滋賀県平和祈念館で映画「雲ながるる果てに」を見てきた。特攻隊員の出撃までの生活を描いたもので、その昔見たような記憶があった。解説によると昭和28(1953)年の作品だという。大学生のころで、講義をさぼってせっせと映画館通いをしていたころだ。1シーンでも記憶に残っているかと思っていたがまったくなし。ただ一つ、雨で出撃が延期された隊員の、”雨降って今日一日を生き延びる”という落書きだけが頭に残っていた。それも映像としてではなしに句そのものだけが。人間の記憶の不思議さ。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 10:17│Comments(0)
│山・写真