2017年04月03日
右か左か

昨日の北野神社近くから、県道とほぼ平行に400m余り移動した。と、また小さな池が現れた。右手前に小さな出っ張りがあり、小さな祠と鳥居が見える。大概こういうのは弁天さんである場合が多い。いまは近寄っていないから正体不明。その向こうに工場の建物が見える。この建物がなかったらかなりの風景であっただろう。池と工場との間に県道が走っている。
ところで、きょうの最初の1行の文章。風景を観察する立場からすると不完全である。400m移動したと書いたが、右か左か。それが欠落している。(前後も考えられるが、県道が左右方向だから、いまの場合前後は無関係)。地図で北野神社を探して、そこから400m離れた池を探せばいいのだが、それでは面白くもおかしくもない。2枚の写真だけでそれを読み解きたい。
山の並び。昨日の写真では、右から鏡山、雪野山、この2つがくっついて、少し離れて三上山が見える。今日の写真ではそれらがほぼ等間隔に並んでいる。鏡山を基準にすれば、雪野山は左へ動き、三上山は右へ動いたことになる。現場から山までの距離は、近い順に雪野山、鏡山、三上山。これは重なり方を見ればわかる。さてこの400m。右か左か。答えは右である。風景は遠くにあるものほど自分と同じ向きに動く。月はいつまでも自分についてくる。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


Posted by 八田正文 at 08:44│Comments(0)
│山・写真