2017年05月29日
バイパス予定地

8号バイパスの工事現場。土曜日の夕方、もともと作業がなかったのか、それとも作業が終わった後なのか。パワーショベルが3台放置されていた。これはその中で農道からいちばん近くにあったもの。すぐ向こうは何事ともなかったかように今年の稲が植え付けられている。機械の向こう側から撮れば従来の風景に戻るという場所である。
我が家の横をまっすぐ三上山に向かう道が、新幹線をくぐると三上の農道につながる。それを縦軸とすると、ちょうどその道の中ほどで横軸と直交する。中学校の数学でやるY軸・X軸の関係である。三上山がY軸の正の位置にあるとすると、バイパスは y =- ax + b のグラフで示される。そのグラフがX軸と交わるところがきょうの撮影位置である。GoogleMapを航空写真に切り替えるとそのグラフがきっちり見えてくる。
ところで1970年に京都から野洲へ移って以来、人生の半分を越えた。それでいていまだに東西南北になじめない。頭の中で考えなければならないのである。よくやる失敗が南北の逆転。たとえば三上山より十二坊が北にあり、野洲川が北から流れ下ってくるように感じる。これはこの農地のY軸の向き、すなわち北の方に三上山があるとするこの感覚につながっているようである。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 09:34│Comments(0)
│山・写真