2017年08月02日
メガネ木受難

また一つ名物が消えたというべきか、かろうじて残ったというべきか。つい半月ほど前、誰からだったかはっきり思いだせないが、「メガネの木の上半分が1本切られましたよ」との情報をもらった。撮りに行かなければと思っているうちに1週間ほどたった。「もう1本も切られました」。しまった。ワシはいつもこれや。しかし、切られたものは仕方がない。でも下は残っているというのだから、とにかくその記録だけでも…というのが標題写真。メガネとしては存在するが、木としては存在しないという妙なことになっていた。方足を上げて「く」の字に曲げたような、木というよりは1つのオブジェのような姿になっていた。
”メガネ木”(1977年5月3日撮影)、写真集『近江富士百景』の扉写真として使った。根元が1本。それが2つの分かれて輪を作り再び1本になる。その後また2つに分かれて2本の木になっているという面白い木だった。トビラに使った写真は。ちょうど40年前の撮影だ。写真では上が1本にしか見えないが、もう1本はいま見えている木の向こうにある。上の方の2本を見せようとすると三上山が入ってこない方向になる(2002年11月撮影)。以下明日。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by 八田正文 at 09:56│Comments(0)
│山・写真