成長する中洲

昨日と同じ天満大橋。ほとんど同じ場所である。ここでは中洲を強調するアングルを選んでみた。写真で見ると左右2本の川が合流して来るように見えるが、実はこれ川に挟まれた部分が中洲である。
野洲川という名称は「八洲川」から変化したものといわれ、このような中洲が多い状態を意味するといわれている。放水路が完成した直後には、このような洲はなかったわけで、樹木が川水の疎通能力を妨げる。定期的に伐採されているようだが簡単な話ではない。
余談だが、京都の鴨川なども、毎年1回ブルドーザーが入って中洲を削って河床を平坦化していた。それに対して自然保護の観点から、鳥の巣を痛めると反対運動が起こった。そのまま放置すると中洲は成長する。その後どう解決したかは記憶にないが。
写真ステージ 「近江富士」
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Posted by
八田正文
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08:02
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野洲川河口付近

野洲川放水路天満大橋。最下流湖岸道路中洲大橋から数えて1つ上流の橋である。2車線ではあるが歩道はない。でもクルマはほとんど来ないから気楽に歩ける。
昨日の栗東市運動公園あたりでは水はほとんどなかったが、さすがここまで来ると水郷のイメージすら感じる。見えている橋は国道477号の幸浜大橋。右にクリスマスツリーで有名な中洲小学校のメタセコイヤが見えている。こうしてみると幸浜大橋畔に立つようだが、実際はもう1つ上流の稲荷大橋畔に立っている。ちなみにメタセコイヤまでの距離、約1Km。
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水のない川

野洲川左岸国道8号と新幹線とのあいだ。栗東市の野洲川運動公園から対岸野洲市三上を見たところ。いつの間にこんなにたくさん建物が建ったのだろうと思う。日本の姿は外国から見るとよく分かるという。自分の町も対岸から見るとよく分かる。
いま、野洲川にはほとんど水が流れていない。伏流水になっているのだろう。ところどころにこうして水たまりが出来ている。そこで中学生らしい少年たちが遊んでいた。もっと近づきたかったが、道が分からなかった。
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グランドゴルフ場

野洲川左岸JR琵琶湖線上流のGG場。相変わらず賑わっていた。画面に見える鉄橋は新幹線のもの。以前は右から左まで完全に横切って画面を上下に分断する状態だったが、左の方に竹薮が茂ってきて、一部が隠される状態になってきた。これは写真としては有り難い。もっとも茂りすぎると困るわけだが。
撮影位置は左岸堤防で、その斜面に木の切り株が残っていた。2,3年前それを前景に撮った記憶があり、今回もと探してみたが見つからなかった。あんなものを掘り起こすこともなかろうから、どこかにはあるのかも知れないが・・・。
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菩提寺山と並ぶ

十二坊連山の南西斜面を流れ下り野洲川に合流する高田砂川という小さな川がある。わたしが知る限り、川に水が流れていた例しはない。花崗岩質の特徴として、雨が降ったときは急に流れが増し、雨が止めばすぐに水が涸れるのだろう。
これは菩提寺と正福寺の境辺り、県道27号と国道1号バイパスに挟まれた農地を高田砂川の右岸堤防から見たところである。ちょっとした家庭菜園があって、古い小屋が建っている。三上山の左は菩提寺山。右は菩提寺集落にある斎神社の森。
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軽トラ2台

野洲川左岸、近江富士大橋の下流。右にその一部が見えている。河川敷が親水公園になっている。その公園の縁に軽トラが2台止まっていた。たったそれだけの話だが、なんとなく気になる風景だった。一般の車がこんなところへ入れるはずはないのだから。
河床には樹木が生い茂っている。中央部へ目をやると木とも竹ともすぐには区別がつかない。こういう状況を見ると河川の管理も大変だなと思う。下流の川田大橋、新庄大橋付近はすべて伐採されたが、次から次へと伸びてくる樹木との戦いだ。2台の軽トラはその巡視のためだったのか。
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まっすぐな道

地蔵さん道路探訪は一応昨日で終わり、きょうからはまた気ままな写真を。
集落から続くまっすぐな農道を軽自動車がやってくる。この道幅では対向車があれば対処は出来ないだろう。しかし、いまとなればこれも一つの風景ではある。
ここで1枚の写真をご覧いただきたい。民家が2軒、夕日に映えている。田植えが終わった田圃に三上山の倒影。30数年前の写真である。しかし、すぐには意味が分かって貰えないかも知れない。実はこれ同じ場所である。昔の写真で左に見える民家が現在でも同じ場所に健在。といってもバックの大きな建物が強く、注意してみないと分かりにくいが。右の建物はリニューアルされたのか、色が変わっているようだ。
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妙光寺交差点

国道8号、妙光寺交差点。いわゆる地蔵さん道路が国道にぶつかるところである。ぶつかるところをいうとT字路をイメージするが、実際には赤い車の前に見える細い道が妙光寺集落へ続いていく。電柱が多く写真としてはどうにもならないところだが、とにかくこのように三上山全体が見える場所ではある。
追記:一昨日だったか、松の木が並ぶ30数年前の写真を見てもらった。そのとき三上山と妙光寺山とのあいだ(松の木の左)に、ぷくっと膨れたところの見え方が、当日UPした写真とほんの少し違うことを指摘しておいた。そのままにしておくのは何となく気色が悪いので、昨日もう一度場所を見極めに行って来た。それがこの写真。一昨日の写真の撮影場所から70mほど左へ(三上山に向いて左へ)寄った場所だった。カメラの前は田圃、後はここ3,4年の間に開かれた新しい住宅地である。もちろん新住民の人たちは、昔の風景は知らない。わたし自身、自分が撮影した風景はおぼえていても、それ以前のことは知らない。こうして昔は忘れられていく。
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