命ありて

作品説明会、わいわいⅠ・Ⅱ教室。発表者の絶対数が過去2日より少なく、落ち着いた雰囲気で行うことができた。
標題の写真はキジが2羽向き合って対峙して決闘開始直前というところ。発表者は藤原厚士さん。撮影場所は烏丸半島の茂みの近くだとか。私なんかは、叢の近くで出合頭にひょいと出くわすことはあるが、カメラを向けたときはもう消え去ってしまっている。それがどうしてこんな場面が撮れたのか。藤原さんはクルマを止めた時にキジが鳴いているのを聞いて、そっと降りてそのまま待っていたのだという。そうしたら2羽が叢から出てきて…ということらしい。
テレビドラマじゃあるまいし、そんなに都合よくいくのか、剥製を置いたのと違うのかと疑いたくなるが、そのあと右側のキジが決闘を回避してすごすごと引き上げていくところが写っているのだから、本物であることは間違いない。
そのあと、1枚で表現できなかったそれらの話や、キジの母衣打ちの写真などを紙芝居風に。それに興味津々のおばさんたち。藤原さんは写真を本気で始めたのはこの1年余り、見る方も見せるほうも、「遊びは遊びだけど、真剣な遊び」。
写真ステージ 「近江富士」
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