近づく

昨日の標題写真の左端にちょっとした木が小さく写っている。今まではその木があることも気づかなかったのだが、このときはなぜか気になった。農道を歩いて畦道へ入って撮ったのが標題写真である。電柱がないともうちょっと別の考え方もあるのだろうが、ベストな点を探すより、どこで妥協するかという話になる。たとえばこれ、木は大きくなったが一緒に電柱も大きくなってしまった。
今の場合、というよりほとんどの場合がそうだけど、何か気になるものが見つかるのは遠くからである。当然それに近づく。それが一発で決まったときはいい絵が作れる、というより出来上がっている。大概の場合はいろいろな障害物も一緒に大きくなる。それを避けてどこまでバックするか、そのさじ加減の難しさである。今こうして絵を見ながら電柱が無視できるぐらい離れるのも1つの手かなと考えている。いずれまた。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば

