月下三上

「わいわいⅡ教室」作品展開催中。16日(木)まで。月曜日休館。壁面が空いたので、「月下三上・黎明三上」の上下二連作を展示している。15年前のもので退色が目立つ、これが最後のつもりである。
どちらも守山市川田大橋からのもの。今日はそのうちの「月下三上」について。撮影が2000年8月15日。カメラ・マミヤ67pro-S。レンズ・マミヤセコール65mm(35mm換算・33mm)、露出F-4.5、シャッター4分。月の光だけでの撮影である。三上山の下の薄明りは野洲市街地。たまたまこの夜が満月だった。8時ごろ出かけたが、まだ低く画面に入ってくる。いったん帰宅して、10時ごろ出かけた記憶がある。上からの光芒は真上にある満月からのゴースト。
フィルム撮影だったから、長時間撮影は楽だった。開けてさえ置けばいいのだから。問題はその時間、何分開けるか。慣れてくればおよそ何分と判断できるはずだが、初めてだった。当時、暗いところにはゴッセンという定評があった。そのゴッセン露出計、1台何万したか。誰かから借りたような記憶がある。そんなべらぼうな露出計を持っていたのが誰だったか、思いだせない。
ISO感度は?、100。当時はASAといったがフィルムに固有。コマごとに自由に感度が変えられる今のカメラは神さんみたいなもの。ホワイトバランスは?。当時はデイライト用と、タングステン用の2種類があっただけ。多分デイライト用を使ったのではなかったか。三上山の真上の斜めの白い短い線は星の軌跡。
写真ステージ 「近江富士」
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