生命の保証は

紅葉が見ごろだろうと吉川緑地へ行った。穂高涸沢の紅葉を見てからは、どうも神社・仏閣のなよなよとした紅葉にはついていけない。そこへいくとこの吉川緑地はかつての野洲川北流跡を公園化したところでスケールが大きい。が、入り口まで行くとロープが張られていて、「危険・通行止め」の張り紙がある。他の入り口へ回ってみた。やっぱり同じ。どうやら公園全体ということらしい。
中を見ると荒れている。ピサの斜塔のように傾いた巨木も。そうか台風か。琵琶湖から直接だもんな。荒れた状況を見せるのも勉強のはずだが、管理者側からすればそうはいかんのか。むかし黒部のトロッコ列車の切符には、”生命の保証はしません”という一文が入っていた。「中は荒れています。これが台風のあとです。ご覧になりたい方はお入りください。ただし生命の・・・」と書ける管理者が待たれる。
とボヤキながらその横の農地で撮ったのが標題写真。
写真ステージ 「近江富士」
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