近江大景観

道の駅「こんぜの里りっとう」の前から、金勝山林道を上がる。金勝寺の前を過ぎて終点まで登り詰めると、この大景観が広がる。林道の9割方が展望のきかない状態だから、ここへ出たときは思わず息を呑む。
さてこの景観をどう切り取るか、ここまで広い風景の中でも三上山は注目度NO1。日の丸といわれようと何といわれようと、とにかく三上山をど真ん中に置いてワイドで一発。そのあと少し落ち着いてくると、しかし、三上山のアップも欲しいな、ということになる。で、撮っては来るが、やっぱり、あの広い風景は広いまま見るのが正解かなろなる。これがいつものパターンである。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


窮屈な構図

近江富士大橋、旧中山道野洲川橋の1つ下流にあり比較的新しい橋である。左岸の河川敷がいわゆる親水公園として整備されている。そんな中で橋の下から三上山が覗く構図を探してみた。見えてきた絵は、本当に狭い空間から山頂部が見えるだけ、何とも窮屈な構図である。
われわれはこれを既定の風景として、あまんじて受け取るしか仕方がない。しかし、これは神様が造った風景ではない。人間が造った風景である。設計者が、もう少し考えておれば、別の風景になったはず。たとえば、ほんの少しカメラ位置を変えるだけで別の風景が見えてくる。ほんの少し設計を変えるだけで、風景は変わったはずだ。
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ブラインド越し

JR野洲駅の近く、改札を出てから1分余の場所にある野洲文化ホール。それと同じ建物内にある「やすコミセン」、そこの3階から見たところである。いつもデジカメ教室に使っている部屋で、野洲小学校や、野洲病院の向こうに三上山が見える。
先日の教室の時いたずらでブラインド越しに撮って見た。もう一つ右のブラインドを使えば電柱が入らなかったのに。
写真ステージ 「近江富士」
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サルスベリ

近江富士花緑公園、ふるさと館前から見た三上山。山に近いため肉眼で見ると仰ぐように高く見えるが、写真に撮ると山が寝てしまう。何度も見てもらったので、見飽きられただろうけれど、今回はサルスベリがことのほどきれいだったので。画面左端に点々と見えるのがそれ。ピンク色が新鮮だった。
と、自分一人が悦に入っている訳だが、見てくださる皆さんからすれば、なんやこんなに小さくしか写らないのかというところだろう。確かに近づけば花は大きくなる。でも山はいよいよ山でなくなる(上の写真の頂上部だけがわずかに見えるだけ)。これが苦しいところ。
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直線道路

一直線の道路が三上山に向かう。野洲川放水路川田大橋と新庄大橋間の右岸。旧野洲川は遠くに見える川田大橋の上流で左右に分かれていた。ここはその真ん中を新しい放水路が強い意志を持ってまっすぐに琵琶湖へ向かうところ。
どういうルールになっているのか分からないが、放水路堤防上の道路は一般車両が通行できるところと出来ないところとがある。ここは写真で見るように通行可。
左端に見える建物が野洲川斎場。
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今日も暑そう

朝から雲一つ無い青空から、ジリジリと太陽が照りつける。
野洲市行畑の信号から野洲高校の前を通って国道8号へ向かう県道504号の旧道。野洲高校のグランドを左に見て、少し行くとペリカン便の倉庫がある。その手前を左へ曲がったところ。
田圃の中の道で、柿の木地蔵につながっているが、軽トラいっぱいの幅しかない橋があるため、滅多に車は通らない。田圃の向こうに切妻の白壁、低い三角形が重なった民家が見事。
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写真ステージ 「近江富士」
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風走る

江口川親水公園。琵琶湖岸に近いが湖岸道路からは直接入って来られないという不思議な場所である。要するに湖岸の田園地帯でありながら湖岸道路への通り抜けが出来ない。そのため普段の車社会からは隔絶されたのどかさがある。
少々寒い日でも何人かは必ずいる釣り人も、真夏の真っ昼間ともなるとさすがに姿が見えない。水面にさざなみをたてながら風がすすっと走り抜けて行く。
写真ステージ 「近江富士」
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酒蔵

県道2号を近江八幡の方から野洲に向かって走ると、野洲市北から永原にかけて、田圃の向こうに集落が見えるという懐かしい風景が見えてくる。中でもこの酒蔵は秀逸。
しかし、クルマを降りていざ撮影となると、これが簡単にはいかない。酒蔵に近い永原信号付近だと蔵が大きすぎておさまりが悪い。蔵の横に立つ電柱が如何ともしがたい。で、蔵が小さくなる場所はないかと県道2号を後退したのが上の写真。電線が邪魔になる。クルマから見たときは、こんな電線は目につかない。本当は蔵をもっと小さくしたいところだが、そういう場所は見当たらない。
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