メガネ樹

きのうの場所から県道を挟んだ反対側、国道8号御上神社前交差点から400mほどのところである。
写真は国道から続いてきた中国塗料の敷地内から祇王井川が出てきたところ。会社の敷地内から川が流れ出てくる、ちょっと不思議な状況だが、実は石部頭主工から流れてきたこの川は、三上小学校裏手で、ヒラカワガイダムの敷地内に入り、国道8号をくぐたあと中国塗料の敷地内を流れる。その間、直線距離にして約630m、神隠し状態から開放され、やっと一般人の目の前に出てきたところである。
前書きが長くなった。きょうのテーマはこの木である。木の根元で2つに別れた幹が輪を作っている。若木のころは2本の木だったらしいが、農作業の邪魔になるというので、どこかのお婆ちゃんがそれらをヒモでくくりつけておいたらしい。それがいつの間にかくっついて・・・というのがことの起こりだという。
話変わって、「5円玉を熱するとその穴の直径はどうなるか」。答えは「大きくなる」である。じゃ、この木が若かったころの穴の直径は?。これがいまから30数年前、若かりしころの姿である。県道も開通しておらず、三上神社の森まで何もなかったころの話である。
写真ステージ 「近江富士」
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