トンビが舞う

先月だったか、八幡山に上ったとき琵琶湖にきらきら光るものを見た。そのとき地上の農地では刈入れが終わったところもあれば、黄、緑とまだ実ったままのところも残っていた。近江八幡市運動公園の近くの川沿い。ふと思いだして行ってみた。田んぼでは稲刈りの真っ最中だった。
不思議なことにコンバインの前後には、ある特定の鳥が舞う。一番多いのはシラサギ。ときどきその中にカラスが混じっているときもあるが、けんかをする様子はない。けどもカラスはカラス、シラサギはシラサギと特定の種類だけの場合の方が多い。9月半ばの田んぼではツバメが飛び回ることもある。9月にツバメがおったんやけど・・・と不思議がっていたら、シャチョウが水鳥センターへ行ってきいてきた。「皆さん不思議に思われるかもしれませんが、帰るのが遅いグループは結構残っているのですよ」と一蹴されたという。そうやろう、ワシが2度、3度と見たんやからたいしたことではないのや。
さてきょうはトンビの出番。3羽が飛び回っていた。2羽しかおらんよといわれるはずだが、このときは残りの1羽が遠くにいた。三上山の左上に小さく見えるのだけど。無理やね。トンビといえば高いところを回転するのが定番だけど、このときは低空飛行、場合によってはそこから急降下。着地はしないから獲物を空中でキャッチしているのだろう。ツバメ並みとは言わないが、そこそこの運動能力の持ち主らしい。
写真ステージ 「近江富士」
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