十二坊と

日野町へ行くと道に迷う。特に町中。いつも方角が90度狂ってしまう。そのあとどこを走っているのか分からなくなる。このときもそうだった。ところどころ見覚えはあるのだが、はてどこだったか。道の流れが思いだせない。しかし、手前に見えている横長の山は十二坊だ。山頂に何本かのアンテナが見える。これはちょっとした風景だ。こうして十二坊を手前に置いてその向こうに三上山を見る風景は難しい。それがこうして1枚の枠に収まる。結構貴重な場所だぞ。
と考えてきて、やっと思いだした。この前来たのは確か正法寺山からの帰りだったはず。藤の花で有名な正法寺の裏山だ。登ったのは3,4年前だと思っていたが、調べてみると2006年、なんと10年前だった。鏡山から十二坊に続く・・・と、頭の中だけでイメージしていた風景がそこにあった。左が十二坊、右が鏡山。十二坊の左上、遠景の山が比叡山。きょうの標題写真ではその左半分だけが見えていたわけ。
写真ステージ 「近江富士」
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