天神川河口

大津市の天神川河口。1980年ごろ、日の出撮影のポイントとしてよく通った。浮見堂の南1Km弱の小さな岬で、左岸が堅田なぎさ運動公園になっていて、その当時はテニスコートだったような気がするが、いまは草野球のグランドになっていた。右岸には20年ほど前までは名鉄マリーナホテルがあったが、いつの間にかなくなった。ホテルの前から運動公園へ渡る橋があったはずだと行ってみたら、川が荒れて昔日の面影はなくなっていた。
考えてみれば、あれもやはり20年ほど前の話になる。ここへテレビ東京のスタッフを案内した。冬の寒い日で、グランドの北の入り江で、ヨシを前景に三上山へカメラを向けていた。その後、その入江が荒れ出して撮りにくくなった。グランドを取り巻くように遊歩道があったが、当時は湖岸に生えた木が細く間隔が狭いため、撮りにくい場所だった。結局足が遠のいた。
そして今回である。公園全体の構成は変わっていなかったが、湖岸の木が太くなり、2,3か所、木と木の間隔が広くなっていた。冬、木の葉が落ちたらいい絵が作れるだろう。楽しみである。
写真ステージ 「近江富士」
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