片翼の山

きのうの浜街道を2Kmほど南へ下った。いつの間にか草津市に変わっていてここは片岡町。道を挟んだ反対側が例のゴルフ練習場というところである。三上山の麓、日が照っているのが守山の市街地。さて昨日の写真と比較して、三上山だけを見ているとほとんど変わらないが、周囲の山が変わる。たとえばこれがきのうの場所から山だけをアップしたもの。三上山からずーっと右に離れて菩提寺山、その間にどたっと台形状に十二坊が入ってくる。あまりスマートな並びではない。
ところがきょうの標題写真では右下の雌山が手前へ回って見えなくなり、そこから十二坊がスロープを駆け上がるように高さを増して菩提寺山につながる。これは琵琶湖を渡った坂本南善房あたりから見るのと同じ形である。ただ、残念なのは、きょうの場所から見たとき、左側が整わない。鳥が翼を広げたようなという均整がとれた形ということになると、坂本からの見え方に一目置かざるを得ない。まさか”片岡町”という町名の由来が、こんなところから来たとは思えないが。
写真ステージ 「近江富士」
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