梅雨の晴れ間

守山芦刈園の前の道路を南へ向かうとすぐに堤防にぶつかる。新守山川である。守山駅近辺から金森町あたりを経由して、琵琶湖にいたる素直な経路を示す新しい川である。この川の1本南を流れる境川(野洲郡と栗太郡との境、古い野洲川の経路だといわれる)が複雑な経路を示すのと対象的である。
標題の写真はその新守山川左岸堤防から。カメラの後ろ400mで琵琶湖。前方左に小津神社の森。夏至のすぐ後、梅雨晴れの日。真昼の太陽が高い。一年中で一番明るいのは、感覚的には梅雨明け直後、京都の祇園祭前後を挙げたくなるが、理屈の上ではこの夏至前後のはず。民家の屋根や堤防の葉の裏がきらきら光る。
写真ステージ 「近江富士」
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