キジが走った

シャチョウの買物のお供をして道の駅「草津」へ。待ち時間を利用して津田江との間の農地を歩いてみた。早くも稲が穂を出していた。そうか、もう7月も終わりだもんなーと津田江に近い道を歩いていた時、4,5mほど先のあぜ道へキジが出てきた。別に慌てた様子もなく、ト、ト、ト、トッと歩いて、三上山とつなぐ線上に近づいていく。その間、時間にして2,3秒だったか。今だと思った時には神隠しにかかったように、その姿は忽然と消えていた。
写真教室に来ている守山市のFさんは、考えてもいないような写真を撮ってくる。先日も2羽のキジが向き合って睨み合っているシーンを撮ってきた。私なんかは1羽のキジも撮れないのにどないしたらそんな写真が撮れるのか。写真を撮っているときにキジの鳴き声を聞いて、そこらにいること判断、出てきそうな草むらに狙いをつけ、車を近づけて待つ。もちろん1回で成功するはずはない。50歳代、自営業の現役、時間を惜しんでの撮影だという。9月に開く5教室合同写真展(滋賀県立近代美術館)に出展する。
標題の写真は、キジが走ったあぜ道を未練たらたらで撮ったもの。出てきたとき私は画面右外5mぐらいのところにいた。望遠は使えないから、撮れても小さくしか写らないのだが、それでも目の前へ現れると狙いたくなる。Fさんが撮ったのも烏丸半島だったとか。このあたりにはキジが多いのかもしれない。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば

