地球の森寸景

地球の森、旧野洲川南流跡の公園である。国道477号・いわゆる浜街道からほぼ直角に琵琶湖側へ進む。1.1Kmほど進んだところで、大きく右へ曲がる。近くの地名もそのものずばり「大曲」、おそらく旧南流が現役だったころは堤防の保守が大変だったろうと思われる。曲がらずに直進したところ、目と鼻の先に速野小学校がある。学校の歴史を調べたら、いろんなことがあったのではないかと想像できる。
右へ曲がり切ったところで、左岸右岸共に旧堤防が保存されているゾーンに入る。もちろんかつての堤防がそのまま残っているわけではないだろうが、それでも子供たちへの勉強材料にはなる。標題写真の撮影場所は残された左岸堤防跡から。かつて天神橋がかかっていたところである。天神橋は撤去され平地の道路になり、近くの明富中学校生徒の通学路になっている。あずま屋があるところは旧河川敷の散策路。その向こう大きな木がかつて右岸に生えていた木が残されたもの。それに続く堤防が右岸旧堤防跡である。残留水路のヨシの葉影からギョギョ・ギョギョとヨシキリの鳴き声が聞こえてくる。
写真ステージ 「近江富士」
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