番外編・三岐鉄道ねじり橋

今日は何にも用事ないな。こないだ津田さんがいうてた石橋見にいこか。これがきっかけだった。そんなことで何の準備もしていない。永源寺からトンネルを抜けて一本道、員弁川を渡ったところで鉄道とクロスする。そこまでは簡単である。スーと来た。問題はそこからである。鉄道沿いに走れば橋はすぐわかるだろうと考えた。だから道路地図も持ってきていない。それが間違いだった。現在地も分からないし、目的地がどこにあるかもも分からないのである。山なら完全な遭難ものである。こうなったらとにかく走り回って自分で地図を作る以外に手はない。
まず座標軸である。国道421号を走ってみた。永源寺からやってきた国道の続きである。次にどちら向きに走っても見落とすことのないような目印を探す。一方からはよく見えるが、逆に走ると見逃してしまうものがある。こういうのが怖い。水道橋らしい橋が見えて来た。これなら大丈夫だ。これを目印にしよう。その手前にうまい具合に信号があった。鉄道は左のはずだから、とにかく左折。また細い道だ。それが入り込んで・・・、小学校(後で”員弁西小学校”とわかる)の横に出た。と、可愛らしい立札があって、「ねじり橋・・・」。何やこんなところやったのか。あまりにもあっけなく見つかって拍子抜け。後で分かったことだが、国道をまたいでいた水道橋の下流がねじり橋の下をくぐっていたわけ。
写真ステージ 「近江富士」
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