永遠の課題

幸浜大橋(幸津川町と小浜町をつなぐという意味らしい。どちらも守山市)を渡るとき、いつもちらっとこの風景を見る。この日は堤防の道が白く光って奥の林につながっていた。ええな、題名は「白い道」やな。歩いてる途中だとそれが撮れるのだが、クルマというやつは厄介だ。エエなと感じたときは通り過ぎている。他の場所を回って10分足らず、帰ってきたときにはこんな風景に変わっていた。
北海道美瑛、拓真館で有名な前田真三の最初の写真集が確か『出会いの瞬間』だった。それをみたとき何となく抵抗があった。たしかに出会いはわかるけれども出会いだけでは写真は撮れないだろう。やっぱり何度も現場へ足を運んで、煎じ詰めたものが写真になるのだろう。今でもその考え方は変わらないが、今回のようなことがおこるとやっぱり「出会いの瞬間」かなとも思う。永遠の課題かな。
写真ステージ 「近江富士」
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