不思議な重なり

3,4日前に石部東寺(ひがしてら)の風景を見てもらった。きょうの1枚は同じく石部だけどこちらは西寺(にしでら)地区である。阿星山山麓に長寿寺と常楽寺という二ヵ寺があり、旧甲西町岩根山山麓の善水寺とで、湖南三山という名で呼ばれ、秋の紅葉シーズンは賑わう。
ここは東寺の長楽寺の方から尾根の末端を越えて西寺側へ出てきたところ。常楽寺の姿は山の陰で見えないが、そのかわりに向こうの山蔭に石部高校の校舎が見える。その向こうの山筋の稜線と、三上山の右に見える菩提寺山の稜線とがほとんど一致して重なるという、不思議な風景を形作っている。県道119号を渡って反対側の墓地へ上がると、2つの山は少し右へ寄るが、これより右へ寄ってくれる場所はまだ見つからない。
写真ステージ 「近江富士」
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