30数年ぶり

日吉大社大鳥居の南に「石川町」という信号があって湖岸へ向かって100mほど細い道が伸びている。バイクで走っていたころは定番のように入り込んだ場所だった。車になってからは置きにくいのと返しにくいのとでいつの間にか足が遠のいていた。先日、30数年ぶりで歩いてみた。突き当りに面白い木が生えていたが、何とも視界が狭い。右へ折れて波打ちぎわへ下りてみて、そういえばこんなところだったかなとかすかな記憶がよみがえってきた。
反対の左側は、無理にとれば撮れなくはないが、木が多くここも視界が狭い。以前はこんなことはなかったような気がするが。沖をボートが通り過ぎる。それに気をとられてシャッターを切ったが、帰ってからよく見ると右下にぼけたツバメが写っていた。杭のてっぺんにツバメがぶつかっているように見えるが、杭に見えるのが左の羽である。けったいな写り方をしたものだ。
写真ステージ 「近江富士」
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