暗い谷間

南善房の庫裏の前、帰り支度をしていた時に、ホイッスルの音が聞こえて来た。そういえば何かアナウンスの音も。時計を見たら午前10時。ケーブルの発車らしい。見れば杉木立の影が何とも暗い。こんなので見えるのかな。上がってきたケーブルは肉眼でも見落とすぐらい。今まで2,3度撮った記憶があるがこんなに暗くはなかったはず。もっと夏の太陽が高いときだったのか。これでケーブルが写っていますといっても笑われるのが落ち。
それと水平線。昨日の撮影場所と大きな違いはない。でもここから見て、その傾きで悩んだことはない。現に、ケーブルの駅の屋根に見える避雷針は鉛直に立っている。無理に傾けて撮っているわけではないが、湖岸線は水平に見える。
写真ステージ 「近江富士」
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