ちびっ子ギャング

JAおうみふじの短期教室からもう1枚。新庄大橋畔。カスミがかかって遠望が利かない。でもそれはそれで面白かろうと足を伸ばすことにした。
コンパクトカメラのディスプレーでは山が見えないとみんなが苦労しているときに、どこからともなくモデルガンを持った小学生が数名現れた。お前ら学校へも行かずに・・・・と考えるのは曜日感覚がなくなった爺が考えること。そうか、今日は土曜日か。
教室の誰かが河川敷に転がっているサッカーボールを見つけた。ちびっ子ギャングが「とってくる」。そうか子供はそれぐらい元気がないとイカン、行け行け。ということでゲットしてきたボールを抱えて上ってきたところ。右手にしっかりモデルガン。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


新しい皆さんと

きのう(5日・土)はJAおうみふじ主催の短期教室最終日。午前中、バスで三上山の周囲を回った。沖縄付近を西進する台風の影響で曇り空、湿った暖かい空気が入り込んでいるとかで、蒸し暑い一日だった。定期教室はメンバーが固定されるが、短気教室は新しい人との出会い。これがまた楽しい。
ここはおなじみの南桜とんがり富士。「いつも近江富士は見ているけど、こんなところは知らなんだな」というのが大半の声。人間というのは結構動いているようで、結局は自分の生活範囲内だけをぐるぐる回りしているでだけ。かく申す私も同じこと。ちょっと範囲を変えると新しい世界が広がる。
写真ステージ 「近江富士」
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御上神社前交差点

御上神社前交差点近く。県道27号から三上山主峰を見たところ。ローソンの看板が見えるあたりりが国道8号である。ずーと御上神社の森を前にして進んできたが、ここに来て初めてそれが後へ回ったことになる。当然のことながら森は画面に入ってこない。
電柱を避けたために、レンズが長くなっている。いわゆる鼻筋尾根も何とか見ることが出来るし、南桜へ下る稜線もはっきり区別して見える。そんな次第で、この写真だけを見ると10月3日に見てもらった雪の写真と大差ないように見えるが、電柱にかまわず広く撮ると大きな違いが見えてくる。雪の写真は右にコブが2つ見えるが、電柱の写真ではコブが1つになり、2つのうち左側に見えていたコブ(雌山)が手前のコブの向こうに隠れていることが分かる。余り山に近すぎて、山本体の姿が損なわれて見えるということである。
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メガネ樹

きのうの場所から県道を挟んだ反対側、国道8号御上神社前交差点から400mほどのところである。
写真は国道から続いてきた中国塗料の敷地内から祇王井川が出てきたところ。会社の敷地内から川が流れ出てくる、ちょっと不思議な状況だが、実は石部頭主工から流れてきたこの川は、三上小学校裏手で、ヒラカワガイダムの敷地内に入り、国道8号をくぐたあと中国塗料の敷地内を流れる。その間、直線距離にして約630m、神隠し状態から開放され、やっと一般人の目の前に出てきたところである。
前書きが長くなった。きょうのテーマはこの木である。木の根元で2つに別れた幹が輪を作っている。若木のころは2本の木だったらしいが、農作業の邪魔になるというので、どこかのお婆ちゃんがそれらをヒモでくくりつけておいたらしい。それがいつの間にかくっついて・・・というのがことの起こりだという。
話変わって、「5円玉を熱するとその穴の直径はどうなるか」。答えは「大きくなる」である。じゃ、この木が若かったころの穴の直径は?。これがいまから30数年前、若かりしころの姿である。県道も開通しておらず、三上神社の森まで何もなかったころの話である。
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お婆ちゃん

さらに300m余り進む。御上神社の森が大きく見えるようになる。山頂から見て、現在位置は右へ右へと移動してきたことになり、昨日指摘した二重稜線がさらにはっきりと区別されるようになるところである。が、実際にはこの写真でもそれは見えない。これがはっきりするのは雪の日である。この写真を見ると人間の顔でいう鼻筋から両頬骨までがはっきり見える。
さて、写真に見えるように農道が一段高い県道から田圃に下っていく。下りきったところで稲妻型に屈曲しながら三上集落へと向かう。この写真は、クランク状のたんぼ道30数年前の状況である。稲が実ってきた夏の日、カメラを低くして構えていたら、カサをさしたお婆ちゃんがイネのかげからひょっこり現れた。懐かしい写真である。
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二重稜線

再び県道へ戻って100mほどすすむ。右側に株式会社ダイアナの社屋が建つ。道を隔てたのがこの風景である。小川が流れて農道が併走する。昨今の農道は定規で引いたように直線に走るがここはなだらかなカーブを描く。三上山風景定番の一つである。
さて、ここで頂上を挟んで左右の斜面を見比べていただきたい。左側がほぼ直線、それに対して右側の真ん中あたりが少し膨んでいるのがお分かりいただけるだろうか。実は私自身も長い間この線が山の断面だと錯覚していたのだが、実はこの膨れた線は山の向こう側へ下る稜線だった。
文章で書いても理解いただけないだろう。この写真をご覧いただくと、何とか分かっていただけるかも知れない。三上山の鼻筋に当たる稜線が流れ下る。その向こうにもう1本、南桜へ下る稜線があり、それが膨れて見えているのである。
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土川平兵衛の墓

きのうの地蔵さんありきの場所の反対側である。昔地蔵さんがあった場所は県道を御上神社に向かって左側、今日の場所は右側である。野洲川河川公園口バス停を右へ折れると、祇王井川などの水を分配している場所がある。
そのそばに墓地があって、その片隅に天保義民土川平兵衛の墓(表題の写真)がある。案内板拡大。草地の向こうに見える電柱が、県道沿いのものである。この視角内には大きな建物は建ててほしくない。出来れば電柱も撤去したい。草地と墓地との間を祇王井川が流れる。
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